ネットワークセキュリティ
ネットワークセキュリティの概要
ネットワークセキュリティは、企業や個人のネットワークを外部からの不正アクセスや攻撃から保護するための対策全般を指します。攻撃の検知や防御、通信の暗号化、アクセス制御などを行い、情報漏洩やサイバー攻撃のリスクを最小化します。
製品種類
代表的な製品種類について紹介します。
ファイアウォール
ファイアウォールは、ネットワーク間の通信を監視・制御するセキュリティ機能です。不正なアクセスや攻撃をブロックし、許可されたトラフィックのみを通過させます。ハードウェア型とソフトウェア型があります。
ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)
WAFは、ウェブアプリケーションへの攻撃を防ぐために設計されたセキュリティ製品です。SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)などの一般的な攻撃を検知・ブロックします。ウェブアプリケーションのトラフィックをフィルタリングし、アプリケーションを安全に保つため、オンラインサービスやEコマースサイトに広く利用されています。
VPN(仮想プライベートネットワーク)
VPNは、インターネット上でプライベートネットワークを構築する技術です。通信データを暗号化し、外部からの盗聴や改ざんを防ぎます。リモートワークや支社間の安全なデータ通信に広く利用されています。
IDS/IPS(侵入検知・防御システム)
IDSはネットワーク内の不正な動きを検知するシステムで、IPSはそれに加えて攻撃を自動的に遮断します。未知の攻撃にも対応可能で、ネットワークのリアルタイム監視と保護を強化します。
なお、近年の通信はSSL/TLS等によって暗号化されているため、IDS/IPSは通信内容(ペイロード)を直接検査することができない場合があります。ミドルボックスやSSL/TLS復号化プロキシを使用した通信復号化機能や、メタデータ(パケットのヘッダー情報、通信頻度、サイズなど)による分析機能があるかを確認してください。
ZTNA(Zero Trust Network Access)
ZTNAは、ゼロトラストの理念をネットワークアクセスに特化して実現する技術やソリューションを指します。リソースへのアクセスを、ユーザーやデバイスの認証と承認によって制御します。アクセスは、すべて暗号化され、認可されたリソースに限定されます。
近年、VPNをターゲットとしたサイバー攻撃が広がっていることから、VPNの代替として注目されています。
セキュアウェブゲートウェイ(SWG)
SWGは、ユーザーがウェブにアクセスする際のセキュリティを提供するゲートウェイです。有害なウェブサイトのブロック、データ漏洩防止、暗号化通信のスキャンなどを行い、安全なインターネット利用をサポートします。
ネットワークアクセス制御(NAC)
NACは、ネットワークに接続するデバイスを認証し、ポリシーに基づいたアクセス制御を行う仕組みです。不正デバイスの接続を防ぎ、適切なセキュリティ状態を維持します。
ネットワークセキュリティ 解説ページ
ネットワークセキュリティの解説は、以下のページを参照ください。
ネットワークセキュリティの製品・サービス一覧
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