
ココペリとみずほ銀行が協業 海外ビジネスマッチング新サービスを6月開始
ココペリとみずほ銀行は2025年4月24日、海外ビジネスマッチングプラットフォーム「BIG ADVANCE GLOBAL」の導入に向けた覚書を締結した。サービス開始は2025年6月を予定しており、日本及びタイ国での展開を皮切りに、今後ASEAN地域への拡大も視野に入れる。両社は、みずほ銀行が持つグローバルネットワークとココペリのビジネスプラットフォーム構築実績を生かし、日本の中堅・中小企業のグローバル展開を本格的に支援する。
日本国内では人口減少や市場縮小が進む中、円安を背景に海外展開への意欲的な中堅・中小企業が増加している。しかし、言語や商習慣の違い、現地パートナーの選定や貿易実務など、多くの障壁が存在し、海外進出のハードルは依然高いままだ。ココペリは既に、日本全国の地域金融機関と連携した中小企業向け経営支援プラットフォーム「Big Advance」を運営しており、同サービス内のビジネスマッチング機能による商談依頼は累計約20万件にのぼる。今回、その実績とノウハウを土台に、グローバル市場向けのサービスを開発した。
「BIG ADVANCE GLOBAL」は、日本企業と海外企業が言語や国境の壁を越えてダイレクトにビジネスを展開できる初の国内発グローバルプラットフォームだ。取引先企業とのコミュニケーションには、独自のAI翻訳を用いたチャットやビデオ通話が活用でき、母国語同士で円滑にやり取りできる点が強みとなる。さらに、専門コーディネーターの介在により、商習慣の違いを調整し、商談をスムーズに進める仕組みも整備。国際取引に必要な法務・貿易実務・物流などの専門家によるサポートも受けられ、海外とのビジネス経験がない企業も安心して参画できる。
みずほ銀行としては、これまでアプローチが難しかった海外の中堅・中小企業や新市場にもアクセス範囲が広がる。同行の広範なネットワーク、専門知見と連携し、顧客企業の成長戦略やグローバル戦略の支援体制を一層強化する方針だ。
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