
三井住友銀行がオンライン商談システム「ROOMS」を導入、営業DX加速へ
Bloom Actは4月24日、自社開発のオンライン商談システム「ROOMS」が三井住友銀行で導入されたと発表した。今回の導入により、三井住友銀行では資産運用や住宅ローンなど個人顧客への各種相談をオンラインで提供できるようになった。
近年、銀行・証券・保険など金融業界では窓口のデジタル化が急速に拡大しており、オンラインでの顧客対応ニーズが高まっている。従来はZoomやTeams、Webexなど海外製のWeb会議ツールが主流だった。
ROOMS利用の主な特徴は、インストール不要でワンクリック接続ができること、URLやカレンダー予約、ルームキーなど多様な接続方法に対応していること、国産サービスならではのプレゼン機能を搭載している点が挙げられるという。また、銀行業界が求める高セキュリティ(E2EEでの通信、全サーバ国内設置、24時間体制の監視など)も魅力だ。
実際の運用面でも、顧客はアプリのダウンロード不要で、パソコン・スマートフォン・タブレットなどマルチデバイスで手軽に商談を開始可能。スタッフの空き時間がカレンダー上で公開され、顧客自身が予約できるほか、接続用URLを自動送信し担当スタッフも自動アサインされるといった自動化機能も標準で備わる。企業ごとのサービス名やロゴを用いたオリジナルデザインルームの作成も可能で、ブランドイメージを損なわずに接客が行える点も特徴だ。
さらに、ROOMSには4拠点同時接続や資料受け渡し、音声自動議事録、録画・録音など商談に必要な多様な機能が集約されている上、アクセス解析タグ設定やSalesforce連携など業務効率化にも配慮されている。
三井住友銀行は今回のROOMS導入を通じて、対面や訪問以上の顧客体験を目指したオンライン窓口サービスの強化を進める。Bloom Actも今後、ROOMSのさらなる開発と質の高いサポート提供で、企業や金融機関のDXを支援し続けるとしている。
添付画像一覧






