
地域金融機関18行が海外ビジネスマッチング「BIG ADVANCE GLOBAL」導入
ココペリは2025年6月にサービス開始を予定している海外ビジネスマッチングプラットフォーム「BIG ADVANCE GLOBAL(ビッグアドバンスグローバル)」について、全国18の地域金融機関にて導入が決定したと発表した。本サービスは、中小企業の海外展開支援を目的としており、今後さらに約30の金融機関が導入を検討中であるという。
国内市場の縮小や円安の影響で、成長に伸び悩む中小企業が増え、約4割の企業が海外展開や販路開拓に興味を持っている。一方で、取引先選定の不安や言語の壁、貿易・物流など専門知識の不足から実際の挑戦に踏み切れない現状がある。こうした課題解決に向けて本サービスが提案されたという。
「BIG ADVANCE GLOBAL」は、主に次のような特徴を備えている。第一に、海外側の参加企業は提携する大手金融機関の法人顧客のみであり、信頼性の高い商談が実現する。第二に、自動翻訳機能を搭載し、両社が母国語でコミュニケーションできるため、言語的なハードルを大幅に軽減する。第三に、利用企業の費用負担が少ない点が挙げられる。初期費用や月額費用は不要で、取引成立時にのみ成功報酬が発生するため、新規参入もしやすい。
想定ユーザーは海外展開にチャレンジしたい企業や、すでに海外取引を行っていてさらなる販路拡大を目指す企業。プラットフォームを通じて、地域に埋もれた潜在的なニーズを掘り起こし、グローバル市場でのビジネス機会創出を狙う。
本サービスは、物やサービスの販売・仕入先開拓だけに留まらず、企業間で成功事例やイノベーションを共有し合うことで、双方の中小企業が持続的に成長できる仕組みも整えている。将来的には、より多くの国内金融機関へ導入提案を進めるとともに、利用企業の事前予約時期については今後改めて発表する方針だ。
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