
サステナブルスケール、三井住友信託銀行にSDGs/ESG評価サービス提供開始
ポイント
ふくおかフィナンシャルグループ傘下のサステナブルスケールは、三井住友信託銀行向けにSDGs/ESGスコアリング評価サービス「Sustainable Scale Index」の提供を開始した。投資先企業の持続可能性評価を通じて企業価値向上を支援する。 ふくおかフィナンシャルグループ傘下のサステナブルスケールは4月14日、三井住友信託銀行向けにSDGs/ESGスコアリング評価サービス「Sustainable Scale Index(SSI)」の提供を開始すると発表した。三井住友信託銀行が行うインパクトエクイティ投資において、投資先企業の企業価値向上に向けた支援に活用される。
SSIは、企業のSDGsやESGへの取り組み状況を業界や類似企業と比較し、定量的に可視化する評価サービスである。強みや弱みを客観的に把握し、今後の改善のヒントを得ることができる点が特徴だ。2021年11月にふくおかフィナンシャルグループの顧客向けサービスとして提供を開始し、現在は全国へ展開している。
三井住友信託銀行では、2022年4月から社会課題解決に取り組む企業へのインパクトエクイティ投資を実施している。今回のSSI導入は、その投資先企業とのエンゲージメント強化を目的としている。評価結果を活用することで、企業の持続可能性に対する取り組み状況を定量的に把握し、企業価値向上に寄与することを目指している。
背景として、サステナビリティ経営やSDGs、ESGの重要性が企業活動において高まりを見せていることがある。特に金融機関は、融資や投資を通じて顧客企業の持続可能な成長支援に取り組む姿勢が求められている。今回の取り組みはその一環であり、金融機関が外部の評価サービスを活用することで、より効果的な企業支援を行う動きが広がりつつある。
ふくおかフィナンシャルグループとサステナブルスケールは、今後も全国の金融機関と連携し、企業のサステナビリティ経営実現に向けた支援を強化していく方針である。
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