
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保、2027年4月合併へ
ポイント
MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスが、三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損保の合併に向けての準備を開始することを発表した。2027年4月を目途に合併し、国内損害保険市場でシェアNo.1を目指す。 MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスは3月28日、傘下の三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険が2027年4月の合併を目指し、具体的な検討と準備を進めることを決定したと発表した。
この合併により、両社の強みを融合させ、国内損害保険事業の体制を強化することが狙いとされている。また、保険料調整行為や情報漏洩などの問題を受け、法令遵守体制の強化も進めるとしている。さらに、システム統合を含む経営効率の改善や、人材・拠点ネットワークの最適化を図る計画である。
MS&ADグループは、2010年4月に三井住友海上グループホールディングスとあいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険が経営統合して発足した。同年10月には、あいおい損保とニッセイ同和が合併し、あいおいニッセイ同和損保が誕生している。今回の合併が実現すれば、国内損害保険市場における再編がさらに進むこととなる。
合併方式や新社名、代表者などの詳細については、今後の検討を経て決定される予定である。MS&ADは、持続的な成長と企業価値の向上を追求し、世界トップ水準の保険・金融グループの創造を目指すとしている。
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