
野村総研、かんぽ生命にオンライン商談システム導入
ポイント
野村総合研究所は、かんぽ生命保険にオンライン商談システム「econy」を導入する。2025年度第1四半期に稼働予定で、商談から契約までをオンラインで完結できる仕組みを提供。予約なし商談や高品質な通信技術を活用し、顧客満足度向上と業務効率化を目指す。 野村総合研究所(NRI)は、かんぽ生命保険に対して、オンライン商談システム「econy(イーコニー)」を導入すると発表した。2024年8月から導入を開始し、2025年度第1四半期の稼働を予定している。これにより、かんぽ生命は非対面での商談を拡充し、顧客満足度の向上を図る。
「econy」は、商談から契約締結までをオンラインで完結できるプラットフォームソリューションだ。オンライン商談機能と予約機能を統合し、社員が一つのツールで予定管理や商談をスムーズに行えるようになる。
さらに、予約なしでの商談機能も提供。顧客が担当者の空き時間に即座に商談を開始できる仕組みを導入する。
通信品質にもこだわっており、高品質な音声・映像技術を採用。通信状況に左右されにくく、安定した商談環境を提供する。また、利用頻度に応じた従量課金方式を採用し、コストを抑えつつ効率的な運用を実現するという。
NRIは、「econy」に関して特許を出願中で、商談の録画・録音や電子契約、タイムスタンプ付与をワンストップで提供する機能も搭載している。さらに、生成AIを活用した商談内容のテキスト化や要約、コンプライアンスチェック機能も備えており、業務の正確性向上にも寄与する。
今回の導入を通じて、かんぽ生命はデジタルトランスフォーメーションを加速させ、顧客体験の向上を目指す方針だ。NRIも引き続き、企業のDX推進を支援していくとしている。
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