
横浜銀行、コベナンツ管理システムを全店導入
ポイント
横浜銀行は、ダイナトレックが開発した「コベナンツ管理システム」を全店に導入し、4月1日から本格運用を開始する。融資条件の管理を一元化し、業務効率化とリスク管理の強化を図る。今後は、同システムとBIプラットフォームの連携を強化し、さらなるデータ活用を進める方針だ。 横浜銀行は、ダイナトレックが開発した「コベナンツ管理システム」を全店に導入し、2025年4月1日から本格運用を開始する。特約条項付き融資の管理業務をデジタル化し、業務効率化とリスク管理の向上を目指す。
近年、融資先企業の財務状況を継続的に監視する「コベナンツ付き融資」が増加している。しかし、これらの融資条件の管理は、書類の授受や期日管理に手間がかかり、担当者の負担が大きいのが課題だった。新システムは、融資条件や提出期日の一元管理、承認プロセスの電子化、権限管理の自動化、電子文書管理機能などを有しており、これらの負担を軽減する。
横浜銀行は、システム導入により業務の迅速化と精度向上を実現し、融資条件の適切な管理を進める。加えて、システムから得られるデータを活用し、リスク管理を強化することも視野に入れている。
今後は、ダイナトレックの「DYNATREK BI Platform」との連携を強化し、蓄積したデータの分析や活用を進める計画だ。これにより、融資審査や顧客対応の精度を高め、より質の高い金融サービスを提供する。
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