
常陽銀行、SMBC信託銀行のスマート相続口座を導入
ポイント
SMBC信託銀行は、2020年より提供している「スマート相続口座」の運営ノウハウを活用し、金融機関向けのサービス提供を開始した。地域金融機関として初めて常陽銀行が2025年4月1日より取扱いを開始する。 SMBC信託銀行は、2025年3月25日、高齢化社会における資産承継ニーズに対応するため、スマート相続口座の金融機関向け提供を開始すると発表した。同銀行は2020年から顧客向けにこのサービスを提供しており、今回初めて他の金融機関への展開を図ることになった。
スマート相続口座は、口座内の資産をスムーズに承継するための国内初のサービスであり、相続手続きの負担を軽減することを目的としている。贈与者と受贈者の間で死因贈与契約を締結し、遺産発生時に自動的に相続が進むため、手間のかかる遺産分割協議や書類準備が不要となる。電子契約を採用し、迅速な対応が可能で、手数料も優遇されることがある。
今回、地域金融機関としてサービスを導入するのは、常陽銀行だ。2025年4月1日より取扱いを開始する。
サービスの導入にあたって、SMBC信託銀行は地域金融機関へのコンサルティングや資料提供を行い、継続的にノウハウを共有する体制を整えている。この取り組みにより、地域における資産の流出を防ぎ、地域経済の活性化にも寄与することを目指すという。
今後、SMBC信託銀行はさらなるサービス改良を進め、より多くの金融機関と連携し、資産承継に関わる手続きを円滑化することで、顧客の多様なニーズに応える方針だ。
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