
富士通と米FICO、金融業界のDX推進で提携
ポイント
富士通と米国のFICOは、金融業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、パートナーシップを締結した。第一弾として、FICOの顧客コミュニケーション最適化クラウドサービスを日本市場向けにローカライズし、2025年7月より提供を開始する予定だ。 富士通と米国のFair Isaac Corporation(FICO)は、金融業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、業務効率化や収益最大化を支援するため、パートナーシップを締結した。
この提携の第一弾として、富士通はFICOの顧客コミュニケーション最適化クラウドサービスのライセンス契約を結び、日本市場向けにローカライズし、2025年7月より提供を開始する。
日本では、高齢化や非正規雇用の増加により、金融機関の利用者の経済状況が多様化している。これに伴い、金融機関には利用者一人ひとりに合わせた柔軟な対応が求められている。さらに、なりすましやフィッシング詐欺など不正利用の被害が社会問題となっており、AIを活用した不正検知システムの導入など、高度なリスクマネジメントが必要とされている。
FICOは、金融機関の利用者の経済状況を可視化する技術や数理技術において高い精度を持ち、その信頼性や予測力が世界の金融機関から評価されている。富士通は、金融業界に対する知見と技術力、顧客基盤を活かし、FICOのサービスを日本市場に展開することで、金融機関が利用者への適切なサポートと金融システムの安定性を確保することを目指す。
今後、富士通とFICOは、提供するサービスと地域を段階的に拡大し、金融業界のDX推進を支援していく予定だ。
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