
JSOL、IDガバナンス管理ソリューション「J’s SAFE IGA」を提供開始
JSOLは2025年3月19日、新しいIDガバナンスおよびID管理ソリューション「J’s SAFE IGA」の提供を開始すると発表した。企業のデジタル化が進む中で、多くの企業が抱えるID管理の課題を解決することが目的だ。
この新ソリューションは、IGA領域で実績のあるクラウドサービス「Saviynt」を基盤としており、JSOLのID管理におけるノウハウを組み込んだパッケージ製品である。「J’s SAFE IGA」は、短納期・低コストでの導入を可能にするほか、Active DirectoryやSAP、ServiceNowとの高い自動連携を実現している。
背景にあるのは、デジタル化の加速に伴い、企業が管理すべきIDの数が増加していることだ。さまざまな業務のデジタル化によりアプリケーションの種類が増え、働き方改革で利用環境も多様化した。このため、適切なIDとアクセス権限の管理が求められているが、多くの企業がIGAツール導入時に抱える課題は、導入までの時間とコストの負担、既存システムとの連携が必要な都度対応が挙げられる。
「J’s SAFE IGA」は、これらの課題に対して、必要な機能をパッケージ化して提供することで、効率的な導入を実現する。また、年次のID棚卸やシステム監査対応においても、IDの最終ログイン日時や権限付与状況を1画面で確認できるレポート機能を搭載し、運用業務の負荷を軽減する。
導入効果として、IGA導入コストが従来比で30%削減できる見込みであり、運用自動化により1万~2万IDを利用する企業が年間4000万から1億6000万円のコスト削減を達成可能とされている。
今後、JSOLは「J’s SAFE IGA」の販売促進を含め、2030年度にはサイバーセキュリティー領域で売上高100億円を目指す方針だ。
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