
カラダノートと住友生命、業務提携に向けた覚書を締結
ポイント
カラダノートと住友生命は、社会全体のウェルビーイング向上と少子化課題の解決に向け、業務提携の検討に関する覚書を締結した。今後、1~2か月を目途に提携範囲や規模を明確化し、協業内容を具体化する予定だ。 カラダノートと住友生命は、業務提携の検討に関する覚書を締結した。この提携の狙いは、両社が保有するデータとノウハウを結集し、日本の少子化問題や社会全体のウェルビーイング向上に貢献することだ。
カラダノートは、妊娠・子育て支援アプリやヘルスケアアプリの開発・提供を通じて、約290万世帯のファミリーデータを蓄積している。これらのデータを基盤に、金融や住宅領域へ事業を展開し、家族の生活の質向上に取り組んできた。さらに、ビジネスパートナーとの連携を強化し、少子高齢化社会における社会保障制度を補完する新たな共助の仕組みやエコシステムの確立を目指している。
一方、住友生命は、2030年に向けた目標として「ウェルビーイングに貢献する『なくてはならない保険会社グループ』」を掲げている。保険の枠を超え、一人ひとりのより良い生き方に資するサービスを拡大中だ。また、Vitality健康プログラムを中心とするウェルビーイングに資するサービスエコシステム「WaaS(Wellbeing as a Service)」を展開し、独自の価値実現を目指している。
今回の覚書締結により、両社はそれぞれの資産やノウハウを組み合わせ、日本の少子化課題の解決とウェルビーイング価値の提供拡大を目指す。今後、自治体や企業との連携も含めた少子化対策や、保険とヘルスケア領域における顧客体験の革新につながる取り組みなど、様々な協業を検討する予定だ。具体的な提携範囲や規模については、今後1~2か月を目途に検討を進め、業務提携の合意に至った際には改めて発表される見込みだ。
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