
TISとgC Labs、ブロックチェーン事業の合弁会社設立へ
ポイント
TISとgC Labsは、ブロックチェーンのノード運営および暗号資産会計管理システムを提供する合弁会社、Hinode Technologiesの設立に基本合意した。TISの技術力とgC Labsのweb3領域の知見を融合し、分散型社会の実現を目指す。 TISとgC Labsは2025年3月12日、合弁会社Hinode Technologiesの設立に関する基本合意契約を締結した。新会社は、ブロックチェーンのノード運営および暗号資産会計管理システムの提供を主な事業内容とする。
TISは、社会基盤を支えるシステム構築や運用における高い技術力と、15,000社を超える多様な顧客基盤を有している。一方、gC Labsは、web3領域におけるソフトウェア開発や市場分析力に強みを持つ。両社はこれらのリソースを活用し、分散型社会の実現に向けた取り組みを進める。
近年、暗号資産市場の成長に伴い、ブロックチェーン上での取引承認やネットワーク維持を行うノード運営者の役割が重要視されている。しかし、ノード運営には24時間365日の監視や即時の障害対応、セキュリティ対策など高度な知識と経験が求められる。このため、TISとgC Labsは、ノード運営を主軸とした事業展開を図るべく、合弁会社の設立を決定した。
新会社Hinode Technologiesは、2025年4月1日の設立を予定しており、資本金は4.95億円(資本準備金として同額)である。出資比率は、gC Labsが65.97%、TISが34.03%となっている。
今後、両社は詳細な協議を進め、速やかな事業開始を目指す。また、安定的かつ高セキュアなノード運営の実績を積み重ね、国内外のブロックチェーンから信頼されるノード運営事業者として、世界に誇れる新産業の創造を目指すとしている。
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