
三菱UFJ銀行、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入
ポイント
三菱UFJ銀行は、Visionalグループの株式会社アシュアードが提供するセキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入した。デジタルトランスフォーメーション推進に伴うセキュリティ評価の負担軽減を図るとともに、チェック項目の拡充でさらなる安全性を確保する計画だ。 三菱UFJ銀行は、Visionalグループの株式会社アシュアードが提供するセキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入した。これにより、クラウドサービス利用時のセキュリティチェックの効率化と精度向上を図り、金融DXの推進を支援する。
同行では、クラウドサービスやAI、オープンAPIなどの新技術を積極的に活用し、デジタル完結型の次世代営業店を展開している。これらの新技術を安全に導入するため、企画や設計の初期段階からサイバーセキュリティ推進部が参画し、多層的なセキュリティ対策を構築している。
従来、クラウドサービス利用時には独自のセキュリティチェックリストを用いて評価を行っていたが、DX推進に伴うクラウド利用の増加により、関係者の負担が増大していた。そこで、セキュリティチェックの工数削減と回答の信頼性・精度の向上を目的に、「Assured」の導入を決定した。
「Assured」は、SaaSやASPなどのクラウドサービスの安全性を可視化するプラットフォームである。セキュリティの専門家が主要なガイドラインやフレームワークに基づき、クラウドサービスのセキュリティ対策状況を調査し、その評価結果をデータベースに集約する。これにより、効率的かつ高精度なセキュリティ評価が可能となる。
三菱UFJ銀行のサイバーセキュリティ推進部では、「Assured」の導入により、現場担当者の作業負荷軽減と評価品質の確保を期待している。また、今後はグループ全体への導入拡大も視野に入れ、セキュリティチェック項目の拡充やサポート体制の強化を進めていく考えだ。
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