
ショーケースとオーディーエス、店頭向け本人確認タブレットを実証実験
ポイント
ショーケースとオーディーエスは、店頭向け本人確認認証タブレットの実証実験を開始した。ショーケースの「ProTech ID Checker」とオーディーエスのNFCリーダー搭載タブレットを組み合わせることで、店頭とオンラインの包括的な認証サービス「Total KYC」を提供する。 ショーケースとオーディーエスは、2025年2月19日、店頭向けの本人確認認証タブレットの実証実験を開始することを発表した。両社は、本人確認手続きのデジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに推進するため、本協業を決定した。これにより、店頭でも厳格な本人確認が容易に行えるようになる。
今回の実証実験では、ショーケースが提供するオンライン本人確認/eKYCツール「ProTech ID Checker」と、オーディーエス社製のNFCリーダー/ライター搭載タブレットが組み合わせて、Total KYC(TKYC)と呼ばれる新しい認証サービスを提供する。
これにより、自治体の給付金手続きや金融機関の窓口業務、携帯電話の店頭契約といった従来の対面サービスにおいても効率的な本人確認が可能となる。
背景には、繰り返し発生する本人確認作業の不備がある。業務において、書類のマスキング処理の不十分さや書類の取り忘れなど、人的ミスが少なくない。TKYCを利用することでこれらの問題が解消される可能性がある。AI技術を活用し、情報入力から本人確認までを自動化することで、業務負担を大幅に削減する。
TKYCの活用により、銀行や証券会社の手続き、ローンの受付、古物品買取事業、シェアリングサービス、さらにはマッチングアプリや不動産取引といった分野でも効率的な本人確認をサポートする。
ショーケースとオーディーエスは、引き続き安全で信頼性の高い本人確認手続きを提供しながら、社会のさまざまな課題解決に貢献していくとしている。
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