
MUFG、GHG排出量可視化のため「Zeroboard」を導入
ポイント
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、ゼロボードのGHG排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」を本社およびグローバル各拠点で導入すると発表した。これは、SSBJ開示基準に基づくサステナビリティ関連財務開示に向け、データの信頼性向上を図るための取り組みである。 三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、ゼロボードが提供するGHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」を、本社およびグローバル各拠点で導入することを発表した。
この取り組みは、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が開発中のサステナビリティ開示基準に基づく、サステナビリティ関連財務開示に向けたデータの信頼性向上を目的としている。
SSBJは2024年3月にサステナビリティ開示基準の公開草案を公表し、当年度中の基準確定に向けて議論を進めている。この基準が法令化されれば、企業はGHG排出量のデータ品質と信頼性を確保し、法定開示情報として提供する必要がある。MUFGは、これに対応するため「Zeroboard」を導入し、自社のGHG排出量データの品質向上に取り組む。
ゼロボードが提供する「Zeroboard」は、ESG関連データの収集・管理・開示を支援する総合クラウドソリューションである。GHG排出量の算定や環境項目の管理を行うクラウドサービス「Zeroboard」をはじめ、ESG法定開示を支援する「Zeroboard ESG」、サプライヤーへの自己評価アンケート(SAQ)の収集・管理を効率化する「Dataseed SAQ」など、多彩なプロダクトラインナップを備えている。
MUFGは、今回の「Zeroboard」導入を通じて、サステナビリティ関連財務開示におけるデータの信頼性を高め、SSBJ開示基準への適合を目指すとしている。これにより、サステナビリティ経営の強化と透明性の向上を図る考えだ。
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