
肥後銀行と三井住友海上、CO2排出量算定システム「炭削くん」を全国展開
ポイント
肥後銀行と三井住友海上火災保険は、CO₂排出量を可視化するシステム「炭削くん」を、三井住友海上の「補償前後のソリューション」に追加し、全国の保険代理店を通じて提供を開始する。これにより、地域や企業とともに脱炭素社会の実現を目指す。 肥後銀行と三井住友海上火災保険は、CO₂排出量を可視化するシステム「炭削くん」を、三井住友海上の「補償前後のソリューション」に追加し、2025年2月12日から全国の保険代理店を通じて提供を開始した。これにより、より多くの企業が「炭削くん」を利用し、脱炭素社会の実現に貢献することを目指す。
「炭削くん」は、企業のCO₂排出量を可視化するシステムで、肥後銀行が開発した。これまで熊本県内の企業を中心に提供され、2025年1月時点で3,300社に導入されている。今回の連携により、三井住友海上の全国の保険代理店網を活用し、全国の企業に提供されることとなった。
近年、企業の脱炭素経営への関心が高まっているが、社内のノウハウやリソースの不足、他社システムの高コストなどの課題が指摘されている。こうした課題に対応するため、肥後銀行は「炭削くん」を開発し、地方から全国へと脱炭素経営を広げることを目指している。この取り組みに三井住友海上が共感し、今回の連携が実現した。
今後、両社は「炭削くん」を通じて、地域や企業とともに脱炭素社会の実現を推進していくとしている。
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