
オラクルとマイクロソフト、日本で「Oracle Database@Azure」を開始
オラクルとマイクロソフトは2月13日、日本市場向けに「Oracle Database@Azure」の提供を開始したと発表した。これにより、Azureのセキュリティや柔軟性と、Oracle Databaseの高性能や信頼性を組み合わせたサービスが利用可能となる。
「Oracle Database@Azure」は、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)上で稼働するOracle Databaseのサービスを、Microsoft Azureデータセンター内に直接導入するものだ。これにより、ユーザーはAzureのサービスとOracle Databaseの機能を同一データセンター内でネイティブに利用できる。さらに、オラクルとマイクロソフトの共同サポート体制により、ミッションクリティカルなワークロードへの迅速な対応が可能となる。
ベネッセグループは、クラウド移行の加速を目的に「Oracle Database@Azure」を採用した。同社は、Azureの開発およびAIサービスと「Oracle Autonomous Database」を組み合わせ、コールセンター業務における顧客体験向上のための概念実証(PoC)を実施している。これにより、さらなる業務効率化が期待されている。
「Oracle Database@Azure」は現在、東日本リージョンを含む複数の地域で利用可能だ。今後12カ月間で、さらに多くのリージョンでの提供が予定されている。オラクルの三澤智光社長は、「医療、製造、専門サービスなど多岐にわたる分野の日本の大手企業から強い関心を集めている」と述べている。
今回の提供開始により、日本企業はAIやマルチクラウド環境の導入によるメリットを享受できると期待されている。オラクルとマイクロソフトは、引き続き連携を深化させ、クラス最高のソリューションを提供していくとしている。
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