
Sansanと阿波銀行が契約締結、地域の経理DXを推進
ポイント
Sansanは阿波銀行と「Bill One」のパートナー契約を締結し、徳島県を中心とした地域企業の経理業務のデジタル化を推進する。労働力不足の解消と新しい働き方の実現を目指し、地域社会の発展に寄与する。 Sansanは、阿波銀行とインボイス管理サービス「Bill One」のパートナー契約を結んだ。徳島県最大の金融機関と協力し、地域企業の経理業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する。
徳島県では人口減少が進んでおり、地域の働き手不足が深刻な問題となっている。総務省の推計によると、徳島県の人口は1.27%減少しており、地方におけるDXの必要性が高まっている。
調査によれば、地方企業の67.5%がまだ紙の請求書を使用していることがわかっており、Sansanと阿波銀行はこうした地域企業に「Bill One」の導入を促進することで、経理のデジタル化を進めることを目指す。
「Bill One」は請求書をオンラインでデータ化し、経理業務の効率化を支援するサービスだ。郵送される紙の請求書も処理可能で、地域企業の月次決算の効率化を図るためのツールとして活用されることが期待されている。特に、経理の自動化と効率化を進めるために、知識の共有や地域への呼びかけを強化している。
Sansanはこれまでにも四国地方でDX推進の基盤を築いてきた実績があり、徳島県神山町にオフィスを設けたことで地域貢献にも注力している。今回の契約により、阿波銀行の顧客基盤を活かして地域のDX推進にさらに弾みをつける計画だ。
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