
キヤノンITS、シンジケートローン業務管理「Agent Square Cloud」の機能を拡張
ポイント
キヤノンITソリューションズは、シンジケートローン業務管理ソリューション「Agent Square Cloud」に新機能を追加した。適用金利登録やトランシェ管理など、金融機関のエージェント業務を効率化するための機能が提供開始される。 キヤノンITソリューションズは2025年2月3日、シンジケートローン業務管理ソリューション「Agent Square Cloud」の機能を拡張し、新たに複数の機能を提供開始した。今回の拡張は、金融機関のエージェント業務の効率化を目的としており、より利便性の高いサービスとして進化したという。
新たに追加された主な機能としては、適用金利登録機能やトランシェ管理機能などだ。適用金利登録機能は、金利データを一括で取り込み、案件横断的に利息を計算することが可能で、業務の効率化を支援する。また、トランシェ管理機能では、案件を横断して総貸付極度額やトランシェごとの情報を帳票に出力できる。
さらに、押切印機能や特定融資枠契約の管理機能、期日管理メモ一括削除機能なども追加された。これにより、契約関連の業務がより円滑に進められるようになる。後決め金利機能やエージェントフィー休日考慮なし機能なども導入され、業務の柔軟性が向上したという。
「Agent Square Cloud」は、2024年3月26日より提供が開始されており、既に全国約40の金融機関で利用されている。2005年から提供している「Agent Square」を基に、SaaSサブスクリプション型サービスとして展開を図ることで、顧客からのニーズに応じた柔軟な対応が可能だ。
キヤノンITソリューションズは、今後もユーザーの利便性を追求し、他のサービスやシステムとの連携強化を図る計画だ。
添付画像一覧

×