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キャッシュレスセキュリティ最新レポート公開、EMV 3-Dセキュア導入が進展
ポイント
かっこ株式会社はリンクと共同で「キャッシュレスセキュリティレポート(2024年7-9月版)」を公開した。2024年5月以降、約半数のカード情報漏洩事案が警察の指摘により発覚している。また、EC事業者の77.8%が不正利用対策を講じており、多くがEMV 3-Dセキュアを採用している。 かっこ株式会社とリンクは共同で「キャッシュレスセキュリティレポート(2024年7-9月版)」を発表した。このレポートは、EC業界におけるクレジットカード情報の流出や不正利用の現状を詳述している。
レポートによると、2024年5月以降、カード情報流出事案の半数以上が警察の指摘によって発覚したことが明らかになった。通常はカード会社による通知が一般的であるが、この状況の変化には「Watar Pamola」といったオンラインスキミング攻撃などの新たな脆弱性が影響しているとみられ、顧客情報の改ざんが長期間発覚しなかったケースも多い。
EC事業者のうち77.8%が不正利用対策を講じ、その中で最も普及しているのがEMV 3-Dセキュアだ。2025年3月に義務化される予定であり、導入が加速している。しかし、詐欺手法が進化しているため、EMV 3-Dセキュアのみでの防止には限界があり、行動分析技術を利用した不正検知システムとの併用が求められている。併用率は前年比で9ポイント増の37.6%に達し、重要性が増している。
このレポートは情報漏洩や不正利用の現状、そして最新の不正手口についても詳しく分析しており、EC事業者が直面する課題を解決するための指針を提供している。資料はかっことリンクのウェブサイトからダウンロード可能で、興味のあるEC事業者やカード発行会社には重要な内容となっている。
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