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SCSK、新たな海外送金対応サービスを開始 ISO20022準拠
ポイント
SCSKは、2025年1月に新しい「AnserDATAPORT接続サービス」を開始する。ISO20022対応のフォーマット変換機能を追加し、送金業務の効率化と企業のシステム改修に伴うコスト削減を目指す。 SCSKは2025年1月から、既存の「AnserDATAPORT接続サービス」にISO20022準拠のフォーマット変換機能を追加した新サービスを開始する。これにより、国際送金を行う企業が抱えるシステム変更の課題を迅速に解決し、送金業務の効率化を図る。
背景には、国際銀行間金融通信協会(SWIFT)が送金処理の迅速化やアンチマネーローンダリングの規制強化のため、外国送金フォーマットをISO20022に移行する計画がある。この変更により企業はシステム改修が求められるが、SCSKの新サービスはその負担軽減に貢献するという。
新サービスは、固定長フォーマットとISO20022準拠のXMLフォーマットの双方をサポートし、企業のEDIシステムとのスムーズな接続が可能だ。「依頼データ」や「照合データ」、金融機関の「結果データ」を自社に適したフォーマットに変換できることが特長で、AnserDATAPORTとスマクラ間の通信はISO20022とJX手順に対応する。
スマクラが提供する汎用テンプレートを活用することで、企業は短期間でフォーマットを作成可能であり、これによってERPシステム上でのデータ変換機能開発の費用を削減できる。また、送受信データには必要なヘッダー情報が付与され、データの安全性と整合性が確保される。
サービスの価格は初期費用300万円から、月額費用20万円からで、多くの企業にとって導入しやすい設定となっているとしている。SCSKは、EDIサービスとして約40年の歴史を持つ「スマクラ」の進化を継続し、新技術の適用や安全性の向上を図っていく方針だ。
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