「d払い」に新機能 電波届かなくても支払い可能
ポイント
NTTドコモは「d払い」にネットワーク接続が不要な支払い機能を追加する。地下や通信障害時でもバーコード表示が可能となり、決済の利便性が向上する。 NTTドコモは、「d払い」においてネットワーク接続が不要な新しい支払い機能を2025年1月下旬から導入することを発表した。この新機能により、電波が届きにくい地下や混雑した場所、さらには通信障害時でも「d払い」(コード決済)のバーコードやQRコードを表示することができる。事前の設定は不要で、ネット接続が不安定な場合には自動で専用の支払い画面に切り替わるため、ユーザーは安心して利用できる。
この機能は、「d払い」加盟店の決済端末がネットにつながっている必要があるが、ユーザー側のスマートフォンがオフラインでも支払いを確実に行える点が特長だ。ただし、この機能が使えるのは「d払い」の設定された支払方法に限られ、「dカード」以外のクレジットカードは利用できない。また、過去1週間以内に「d払い」を起動しているユーザーが対象となる。
新機能では支払方法は通常と同じく「dカード」「電話料金合算払い」「d払い残高」から選択できるが、上限回数に制限がある。具体的には、支払いが過去24時間で5回、30日間で10回までに制限されており、上限を超えると支払いができなくなる。また、dポイントは利用不可だが獲得は可能で、キャンペーンやクーポンも適用される。
通信状況に左右されない安定したサービス提供を目指した今回の機能追加により、「d払い」の利便性は大きく向上する。クレジットカードや現金を持ち歩く必要がないスマートな決済体験を提供し、消費者の生活をより快適にすることを目指している。
NTTドコモは今後もd払いの利便性向上を目指して様々な取り組みを進めていく方針だ。
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