キヤノンITS、外国送金対応の新クラウド機能を開始
ポイント
キヤノンITソリューションズは、EDI-Master Cloud for AnserDATAPORT接続サービスに外国送金業務対応の新機能を追加し、ISO20022規格への準備を支援する。外国送金通信と変換をオプションで提供し、SWIFTの規制強化への迅速な対応を実現するという。 キヤノンITソリューションズは、外国送金業務に対応する新たなオプション機能を追加した「EDI-Master Cloud for AnserDATAPORT接続サービス」を2025年4月から提供開始する。この新機能により、日本企業は国際送金でのISO20022規格対応をスムーズに進めることができる。
SWIFTは国際的な規制強化に伴い、2025年11月までにISO20022への移行を求めている。外国送金は多国籍企業にとって重要な業務であり、ISO20022対応は必須である。キヤノンITSは、「外国送金通信オプション」と「外国送金変換オプション」を提供し、ISO20022形式での通信とデータ変換を可能にする。これにより顧客のインフラコストや時間を削減し、ISO20022対応に必要なリードタイムを短縮する。
さらに、NTTデータが提供するAnserDATAPORTと連携し、国内外の金融機関とのやり取りを効率化する。AnserDATAPORTと接続するConnecure回線は既に整備済みで、顧客は追加の設置や運用が不要である。国内ファームバンキングのサポートも行い、TCP/IP手順による内国為替ファイルの伝送も可能とした。
新機能の価格は月額10万円で、オプション費用は別途見積もりが必要。
キヤノンITSは、これらのサービスにより顧客のISO20022対応移行を支援し、外国送金の新時代の準備を加速するとしている。
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