NTTデータ、Databricksと提携でAI活用プラットフォーム強化へ
ポイント
NTTデータは、米国のDatabricksと資本業務提携を発表した。これにより、データ・AI活用プラットフォームを強化し、5年間で売上を300億円に拡大する方針だ。Databricksの技術を活用し、新たなAIエージェントの提供を目指し、技術者の育成も推進する。 NTTデータは、米国のデータブリックスと資本業務提携を締結したことを発表した。この提携により、NTTデータはデータ・AI活用プラットフォームの強化を図り、5年間で関連ビジネスの売上を300億円にまで拡大することを目指す。同社は、データブリックスの「データ・インテリジェンス・プラットフォーム」を活用し、より高度なAIエージェントを提供する計画だ。
データブリックスは、データウェアハウスとデータレイクの両方の強みを持つオープンな統合プラットフォームを提供している。ベタバイト級のデータをリアルタイムで処理できるという強みを持つ。
この技術基盤を活かし、NTTデータは、より人間に近いタスクを実現するAIエージェントの開発に注力する。具体的には、軽量・大規模なLLM(大規模ランゲージモデル)を適材適所で組み合わせ、顧客向け提案資料をAIが作成するなどの機能を可能にする。
技術面では、データブリックスが提供する特別トレーニングプログラムを通じて、2027年度までにNTTデータ内の技術者を500名に増やす計画が進行中だ。これにより、データ・インテリジェンス・プラットフォームに関する専門知識を有するプロフェッショナルの育成を加速させる。
さらに、提案活動を支援するための体制も強化される。市場の変化に迅速に対応し、両社が連携して顧客に最適なソリューションを提供することで、日本国内外での展開を加速させる。NTTデータは、データとAIの民主化を推進し、顧客との共創で持続可能な社会の実現を目指す。
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