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SBI新生銀行、AIでマネー・ローンダリング対策を強化
ポイント
SBI新生銀行は自社開発のAIスコアリングモデルを改良し、取引モニタリングの精度を高めることで、マネー・ローンダリングやテロ資金供与対策の強化を発表した。取引調査の負担を約50%削減することに成功したという。 SBI新生銀行は2025年1月22日、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策の強化を目的に、自社開発のAIスコアリングモデルを改良し、取引監視の精度を高めたと発表した。この改良により、金融犯罪取引の監視がより精密になり、不正取引への対応力が高まったという。
同行は2023年からAIスコアリングモデルを導入し、2024年にはデータ自動連携プロセスを本格的に取り入れ、疑わしい取引を効率的に監視できる体制を整えてきた。このモデルは、取引の疑義確率を算出する機能を持ち、根拠提示も可能である。その結果、調査件数を約50%削減しながら、重要な調査を優先的に進めることができたという。
AIモデルのチューニングを行ったことで、変化し続けるマネー・ローンダリングや金融犯罪の動向に対応可能となり、より精密な取引監視を実現した。また、顧客が安心して利用できる金融システムの維持にも貢献しているとしている。
同行は、今後もAIとデジタル技術を活用してデータ分析力の向上を目指し、顧客中心の先駆的な金融サービスを提供することで、リーディングバンキンググループとしての地位を確立するとしている。
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