
MS&AD、金融犯罪対策強化のため「コンプライアンス・ステーションUBO+」を導入
ポイント
MS&ADグループの6社は、CDLが提供する「コンプライアンス・ステーションUBO+」を導入し、AML/CFT対策を強化する。迅速なUBO情報の取得を可能にし、コスト効率の向上に貢献するという。 MS&ADインシュアランス グループ ホールディングスを含む6社が、CDLの「コンプライアンス・ステーションUBO+」を導入した。これは取引先情報の収集を効率化し、AML/CFT対策を強化する取り組みの一貫だ。「コンプライアンス・ステーションUBO+」はオンラインシステムで、迅速かつ低コストでUBO情報と資本系列情報を提供するとしている。
このシステムの活用により、MS&ADは継続的な顧客管理をより効果的に進められるようになったという。特に、複雑な株主情報と実質的支配者(UBO)の情報を取得できる点が特徴で、国内最大級の法人情報を活用している。
このシステムはFATF第五次相互審査に対応し、AML/CFT対策の運用構築を支援するものであり、特にテロ資金供与や拡散金融へのリスク管理に寄与するという。
例えば、会社名を検索すると、該当企業の基本情報とUBO情報が即座に表示される。また、「UBO+」バージョンは、UBOと株主関係を視覚化する「UBOグラフ」を提供し、大量の情報をエクセルやCSV形式でダウンロード可能にしている。
MS&ADはこの新システムにより、法人向けの顧客管理をより効果的に行うことが可能となり、これまで手間のかかっていた情報収集の負担を軽減し、高度なコンプライアンス管理を実現するとしている。
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