KDDI、ラックの株式取得完了で子会社化を発表
ポイント
KDDIは2025年1月16日、ラックの株式買付けを完了し子会社化すると発表した。株式取得により、KDDIはセキュリティビジネスの強化を図る。 KDDIは2025年1月16日、ラックの株式公開買付けを完了し、同社を子会社化することを発表した。買付けの結果、KDDIはラックの議決権を92.43%取得し、正式な子会社化は2025年1月22日に完了する予定だ。この動きは、KDDIのセキュリティサービス強化を目的としており、今後の成長に向けた重要な一歩であるとしている。
公開買付けは2024年11月27日から2025年1月15日の30営業日にわたり実施され、21,184,250株を買付け予定としていた。最終的に、計画を大きく上回る18,840,091株を取得、買付価格は1株1,160円、総額約218億5400万円となった。これにより、KDDIはラックの発行済株式の大部分を所有することとなる。
これらの手続きにより、KDDIの資本構成は大きく変わり、ラックは完全子会社となる。対象株式の現金決済は2025年1月22日に実施され、これにより正式に子会社化が完了する。なお、ラックの東京証券取引所での上場は廃止される見込みである。
KDDIは、ラックの有する高度なセキュリティソリューションを活用し、企業向けの安全性をさらに高めることを目指している。サイバーセキュリティの重要性が増す中、この子会社化は市場のニーズに応えるための戦略だ。KDDIはラックとの連携を通じ、通信インフラとセキュリティ技術のシナジーを最大限に引き出し、顧客に新たな価値を提供するとしている。
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