明治安田生命、アクセンチュアと生成AI活用で包括的契約締結
ポイント
明治安田生命はアクセンチュアと包括的パートナーシップ契約を締結し、生成AIなどのデジタル技術の業務実装を進める。DX戦略の一環として、300名超の人財育成と共に約300億円を投資予定だ。 明治安田生命は、生成AIなど先端デジタル技術の業務実装と人財育成に向けて、アクセンチュアと包括的パートナーシップ契約を締結した。これは、同社が進める10年計画「MY Mutual Way 2030」の一環である「人とデジタルの効果的な融合」を目指した戦略的な取り組みの一つだ。今回の契約により、明治安田生命はデジタルトランスフォーメーション(DX)のさらなる推進を図る。
明治安田生命は近年、生成AIを用いた業務効率化に注力している。しかしながら、生成AIのリスクや技術進展への迅速な対応には、より高度な知見と人財が必要である判断。このため、アクセンチュアの協力を得ることで体制を強化し、デジタル技術の全社的な実装を目指す。
具体的な取り組みとして、同社内に専担組織を設置し、アクセンチュアの伴走を受けながら業務効率化のための「デジタル秘書」や、柔軟なデジタル基盤「AIプラットフォーム」の構築を進める。これにより、デジタル技術を業務に取り入れ、従業員が「人ならではの価値」を追求できる環境を整備する。
契約期間は2029年度末までの5年間で、投資額は約300億円を想定。この計画は、システム開発と業務実施の両方を視野に入れ、DX・AI関連分野で中核を担う人財の育成を目指す。特に、この契約は300名を超える明治安田生命の社員が対象となり、実践的な知識習得が期待されるという。
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