SOMPOリスクとレジリア、サプライチェーンリスク分析の試験提供開始
ポイント
SOMPOリスクとレジリアが、地震や水災害、サイバー攻撃など多様なリスクを可視化するサプライチェーンリスク分析クラウドサービスの試験提供を開始した。これにより、企業が予防策と迅速な対応計画を策定しやすくなることを目指している。 SOMPOリスクとレジリアは、サプライチェーンに潜む多様なリスクを分析・評価する新しいクラウドサービスの試験提供を開始した。
気候変動やサイバーセキュリティリスクの増加により、企業活動における不安要素は多様化し、サプライチェーンの複雑化が進んでいる。これに伴い、サプライチェーンが分断されるリスクが高まっており、その対策が重要視されている。
このプロジェクトでは、SOMPOリスクのリスクスコアリング技術と、レジリアのサプライチェーン上流に関する豊富なデータを組み合わせ、課題解決に取り組む。具体的には、地震や水災害、サイバーセキュリティ、事業継続に関わるリスクをスコア化し、サプライチェーン全体のリスクを定量的に可視化する。このサービスにより企業は、平時からリスクの兆候を把握し、予防策や非常時の対応計画を迅速かつ効果的に策定できるようになる。
SOMPOリスクは、地震や水災害が発生した際に事業停止日数を事前予測し、リスクを評価する機能も提供する。また、サイバーセキュリティリスクについては、デジタルアセットの脆弱性を分析し、潜在的リスクを評価する。事業継続リスクに関しては、信用不安や財務リスクを考慮した評価を行う。これらのリスクは、レジリアが提供するサプライチェーンのツリー形式構造と組み合わせて評価され、各段階(Tier)でのリスク波及効果を分析できる。
今回の協業により、企業はサプライチェーン全体の透明性を向上させ、将来の不測の事態への準備を強化できるとしている。
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