TIS、マイナンバーカード認証を効率化するデジタル認証アプリを導入
ポイント
TISは、デジタル庁のデジタル認証アプリを「マイナンバーカード本人確認サービス」に採用し、2025年春から運用を開始する。行政機関や企業はアプリ開発の手間を省き、本人確認業務を効率的に実施できるようになるという。 TISは、デジタル庁提供の「デジタル認証アプリ」を、自社の「マイナンバーカード本人確認サービス」に2025年春から導入する予定だと発表した。マイナンバーカードを使用した本人確認が低コストで迅速に進められるとしている。
マイナンバーカードは、2016年から行政手続きや健康保険証機能を統合する形で利用が拡大しており、2024年10月末の時点で75%以上の日本国民が保有している。しかし、本人確認や電子申請の手間が課題とされてきた。
今回のTISの新たな連携では、デジタル庁の「デジタル認証アプリ」を活用することで、行政機関や企業は専用アプリ開発を省略できる。このアプリはマイナンバーカード内の電子証明書を利用し、安全で簡単に認証を行うもので、従来必要だった開発工数を削減し、「ワ方式」による犯罪収益移転防止法に準拠した本人確認がスムーズになる。
TISは、金融機関向けなど高セキュリティのシステム構築で培った実績を基に、セキュリティ基盤を提供し、安全な本人確認プロセスを支える。また、スマートフォン用電子証明書搭載サービスも予定しており、オンラインでの本人確認や情報取得が可能になるサービスの開発を進めている。
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