青森みちのく銀行とあいち銀行、NTTデータの地銀共同センターに移行完了
ポイント
NTTデータは地銀共同センターにおいて、青森みちのく銀行とあいち銀行向けのシステム統合を完了し、2025年1月5日よりサービス提供を開始した。2プロジェクト同時統合は初めて実現したという。 NTTデータは、地銀共同センターにおいて青森みちのく銀行とあいち銀行向けの基幹系システムの統合を実施し、2025年1月5日からサービスを開始した。この統合は、NTTデータとして2つのプロジェクトを同時に進行する初の事例であり、豊富な経験とリソースを活用して実現したとしている。
地銀共同センターは、地方銀行や第二地方銀行向けの共同利用型センターで、基幹系システムの共通化によるコスト削減や業務効率化を図る目的で運営されている。今回の統合は、旧青森銀行と旧愛知銀行が使用していた地銀共同センターシステムにそれぞれ一本化し、銀行業務への影響を最小限に抑えながら統合された。
青森みちのく銀行は2022年4月に、旧青森銀行と旧みちのく銀行が合併して誕生した。旧青森銀行は地銀共同センターを利用する一方、旧みちのく銀行は日立製作所のオープン勘定系システム「Banks’ware」を利用していた。
また、あいち銀行は旧愛知銀行と旧中京銀行が合併して誕生。旧愛知銀行が地銀共同センターを利用する一方で、旧中京銀行は日立製作所の「NEXTBASE」を利用していた。
今後、NTTデータは「PITON」や統合バンキングクラウドの活用を通じ、2028年以降に地銀共同センターをオープン化していく予定だ。
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