PayPay、新たな利用シーンへ お賽銭もキャッシュレス化
ポイント
PayPayが神社や寺院でのお賽銭に対応した。参拝者は現金を用意することなくスマートにお賽銭を投げ入れることができ、混雑緩和や盗難リスクの低減に役立つ。また、寺社側も現金の管理負担を軽減できるとしている。 PayPayは2024年12月より、神社や寺院での参拝時にお賽銭としてキャッシュレス決済サービスを利用することが可能になったと発表した。これにより、利用者は初詣や節分、受験シーズンといった参拝者が増える時期において、現金を用意する手間なく気軽にお賽銭を行うことができる。
利用者は、神社や寺院に設置されたQRコードをスマートフォンで読み取り、金額を入力し、送金ボタンをタップするだけ。利用には本人確認(eKYC)が必須で、対応するのは「PayPayマネー」に限られる。ポイント付与やステップの対象外となる点には注意が必要だ。
PayPayはこれまでも寄付団体や寄付サービスを運営する企業に向けて法人向けビジネスアカウントを提供してきたが、今回の措置でその範囲をお賽銭へと拡大し、さらなる利便性を追求する。実際、参拝者が増加する初詣シーズンを狙って導入を果たすことで、寺社の混雑緩和や待ち時間の短縮に寄与すると見込んでいる。
また、神社や寺院側にとっても、このキャッシュレス化には大きなメリットがある。現金を回収する手間や銀行への振り込み手数料を削減できるだけでなく、盗難や紛失のリスクを大幅に低減することが可能だ。効率的な運営にもつながり、結果として参拝者に対する対応に余裕が生まれると考えられている。
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