PayPay銀行、カードレスATMの入出金がPayPayアプリから可能に

PayPay銀行とPayPayは、2024年12月18日から「カードレスATM」の入出金サービスがPayPayアプリからも利用できるようになったと発表した。これにより、急な現金ニーズに対応するため、ユーザーはキャッシュカードを取り出すことなく、PayPayアプリを使ってATMからの円普通預金の引き出しや預け入れが可能になる。

「カードレスATM」とは、キャッシュカード不要でATMの入出金ができるサービスで、国内のセブン銀行ATMおよびローソン銀行ATMで利用できる。PayPayアプリからは、円普通預金の入出金に限定され、カードローンの借り入れや返済はできない。

キャッシュレス決済の普及により、財布を持ち歩かずに外出することが可能になったが、外出先で現金が必要になる場面も依然として存在する。カードレスATMは、そのような急な現金ニーズにスマートフォン一つで対応することができ、キャッシュカードを持ち歩かないため、盗難や紛失防止にもつながる。

これまでカードレスATMはPayPay銀行アプリからの利用に限られていたが、今回PayPayアプリの「ATMサービス」のアイコンからも利用可能になった。これにより、6600万を超えるPayPayアプリユーザーの急な現金ニーズに対応でき、利便性がさらに向上する一方、PayPay銀行の利用者の拡大も目指す。

本サービスでのATM入出金手数料は、PayPay銀行のキャッシュカード利用時と同じで、利用金額にかかわらず、毎月初回の入金と出金は無料、2回目以降も利用金額3万円以上であればいつでも無料。3万円未満の場合は165円である。