パーソルマーケティング、金融サービス仲介業に登録:銀行の小型店舗戦略を支援
ポイント
パーソルマーケティングは、金融業界のフロント業務を支援する取り組みとして、2024年12月に金融サービス仲介業に登録した。この登録を通じて、銀行の小型店の展開に伴う窓口業務や業務時間対応の人材確保を支援し、銀行の課題解決に寄与する。特に、デジタル化金融商品の説明や口座開設の案内などの預金等媒介業務に対応できる人材の提供を通じて、銀行の店舗戦略を支援する。 パーソルマーケティング株式会社が、2024年12月に金融サービス仲介業に登録した。同社はパーソルグループの一員で、営業支援、店舗・販売支援の人材派遣・アウトソーシング事業を展開している。
この登録を通じて、パーソルマーケティングは、銀行の小型店の展開に伴う幅広い窓口業務や業務時間対応の需要増に対応し、人材を確保する。これにより、銀行の課題解決に寄与する計画だ。
背景には、コスト削減や新規顧客獲得を目指し、小型店を展開する銀行が増えている状況がある。銀行業界はデジタル化が進み、オンラインサービスが増えている一方で、実店舗の来客数は減少傾向にある。商業施設やショッピングモールなどにデジタル技術で省力化した小型店が次々と登場し、メガバンクでは既存店舗の約4~6割を小型化する計画も発表されている。
小型店では、資産運用の相談や口座開設などのサービスに加え、デジタルに抵抗感を持つ高齢者への対面サポートや、若年層・家族層が利用しやすいように営業時間を延長することが特徴だ。このような小型店への集客増加のためには、幅広い問い合わせに対応し、商業施設等の営業時間に対応した運営が必要であるため、対応可能な人材の確保が急務となっている。
パーソルマーケティングは、金融サービス仲介業者として、商業施設やショッピングモールなどの営業時間に合わせた対応や、デジタル化金融商品の説明、口座開設の案内、申し込み内容の確認などの預金等媒介業務に対応可能な人材を提供し、銀行の店舗戦略を支援する。同社は、自身の持つ営業・販売系のフロントビジネス支援に特化した知識やノウハウを活かし、銀行の課題解決のパートナーとしてサービスの提供を続ける予定だ。