デジタルプラス、ブロードバンドセキュリティと組み資金移動業取得を目指す
ポイント
デジタルフィンテックは、金融業界のセキュリティ強化のため、ブロードバンドセキュリティと協力する。資金移動業取得を目指し、安心安全なサービス提供のためセキュリティ強化を図る。また、2027年9月期の流通総額1,000億円達成を目指し、マーケティング、人材、支払いのDXの3領域でのシェア拡大を推進する。 東証グロース市場上場のデジタルプラスの子会社、デジタルフィンテックは、金融業界のセキュリティに知見を持つブロードバンドセキュリティと連携し、金融領域のサイバー犯罪の進化に対応するセキュリティ強化を目指す。
サイバー犯罪の巧妙化と被害規模の拡大は深刻な問題だ。総務省公表の情報によれば、1組織当たりの年間平均被害額は3億円を超え、検挙件数は2015年より増加傾向にある。特にランサムウェアや不正出金などのリスクが高まっている。
デジタルプラスはこの問題への対策として、資金移動業取得に向けてブロードバンドセキュリティとの協業を通じてセキュリティの強化を図る。
デジタルフィンテックは、働いた後に「すぐに」「どこにいても」「好きなもので」報酬を受け取れるデジタルバンクを通じて、お金の未来をつくるとしている。マーケティング(広告)領域、人材領域、支払いのDX(金融)領域の3つを注力領域として挙げ、3万円以下のtoC向け支払いでのシェア拡大を目指す。
2027年9月期の流通総額1,000億円を目標に、資金移動業の取得やデジタル給与払いの取得に向けた動きを推進する。
ブロードバンドセキュリティ社はITセキュリティの診断・運用・保守・デジタルフォレンジックを手掛けるトータルセキュリティ・サービスプロバイダーだ。2000年11月の設立以来、「便利で安全なネットワーク社会の創造」をコンセプトに、その高い技術力と豊富な経験、幅広い情報収集力を生かし、大手企業からITベンチャーまで、多様な企業のITサービスのセキュリティを強化している。
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