福井銀行、NTTデータのGHG排出量可視化プラットフォーム「C-Turtle FE」を導入
ポイント
NTTデータは2024年12月より、金融機関およびその投融資先を対象とした温室効果ガス排出量算定ソリューション「C-Turtle FE」の提供を福井銀行に対して開始する。この提供を通じて、投融資先の温室効果ガス排出量の把握と、エンゲージメント支援などにより投融資に係る温室効果ガスの排出量削減を支援する。 NTTデータは12月6日、12月から福井銀行へ温室効果ガスの排出量算定ソリューション「C-Turtle FE」の提供を開始すると発表した。同ソリューションの提供により、投融資先の温室効果ガス排出量の把握とエンゲージメント支援などを通じて投融資に係る排出量削減を支援する。
福井銀行は地域最大の金融グループとして、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進めている。その一環として、気候変動が事業にもたらす影響の分析に努めており、今回NTTデータが提供する「C-Turtle FE」を県内の金融機関で初めて導入した。
「C-Turtle FE」は、サプライヤーの削減努力を自社の排出量削減として取り込むことが可能な「総排出量配分方式」を採用する。これにより、投融資先の一次データを活用した、排出量およびその削減努力を反映したデータクオリティの高い排出量算定が可能となる。
NTTデータは、金融機関へのシステム提供に関する長年の経験を活かし、「C-Turtle FE」の提供を主軸に排出量可視化を推進してきた。金融機関やその投融資先を含む排出量削減に向けた支援を行い、サプライチェーン全体・地域全体のカーボンニュートラル達成に貢献を目指す。