三十三銀行がFIXERのAI「GaiXer」を導入、面談記録作成時間を大幅短縮
ポイント
FIXERは三十三銀行と協働し、エンタープライズ向け生成AIサービス「GaiXer」を活用した面談記録作成業務の試行を開始する。これにより、面談記録作成に要していた時間を約5分へ短縮する。試行期間は2024年12月から2025年1月で、三重県内の数店舗で行う。 FIXERは、三十三銀行と協働し、エンタープライズ向け生成AIサービス「GaiXer(ガイザー)」を活用した面談記録作成業務の試行を開始すると発表した。
金融機関の営業店行員が金融商品販売時等に作成する面談記録は、正確性と迅速性が求められる。従来、この作業には1件あたり約20分を要していたが、GaiXerの導入により、作成時間を約5分へ短縮できる見込みだ。行員の業務効率が向上し、より質の高い顧客サービスの提供が可能となる。
試行の目的は、行員が手作業で行っていた面談記録作成業務にGaiXerを活用し、作成時間を短縮し、業務効率化を実現することだ。顧客との面談内容メモ書き作業の負担軽減、面談記録作成時間の削減、面談内容の正確な記録、面談記録の品質向上や均質化、などの効果が見込まれるという。試行期間は2024年12月~2025年1月で、三重県内の数店舗で行われる。
GaiXerはChatGPT等に代表される生成AI技術を活用した行政・企業向けサービスで、日々進化する大規模言語モデル(LLM)をメニューから選択して実行、結果を比較することで最適なモデルを選択できる特徴を持つ。さらに、Azure OpenAI Serviceを軸に開発し、データ保護機能、アクセス制御機能を通じて安全に利用できるセキュリティを備えている。
業種別のテンプレートを活用したプロンプト作成支援や、ファイル、Webサイト、社内マニュアルの学習に基づく高品質な回答生成が可能で、対話形式でプロンプトが生成できるテンプレート機能もある。クラウド上の様々なサービスと結合することで、カスタマーサポート支援や文書作成業務の効率化など、さまざまな分野での活用を可能としている。