大和証券グループとSky、100億円規模で資本業務提携
大和証券グループ本社と大和総研、そしてSkyが、資本業務提携契約を締結した。
この提携により、大和総研の非製造業中心のITコンサル・システム開発とSkyの製造業中心のシステム開発・評価サービスに関する両社の知見及びネットワークを相互活用する。新たな付加価値の創造を通じて、顧客企業の持続的な企業価値向上に貢献する計画だ。
AI活用・DX推進の重要性が増し、企業のICTソリューションへのニーズが拡大する中で、大和証券グループとSkyが協議を重ね、異なる強みや経営資源を有する両者が協業することでソリューション力を飛躍的に向上させる可能性があると結論づけ、資本業務提携を行うことに合意した。大和証券グループにとってこの提携は、持続的な成長に向けたインオーガニック戦略の一環として実施するものであると共にグループの安定収益の拡大に資する取り組みとなる。
業務提携の内容としては、AI・DXソリューション、受託開発ビジネス、高度IT人材の相互活用及び人材リソースの拡充などが主な協業推進領域となる。
また、大和証券グループはSkyの発行済株式 10%強を100億円規模で取得する予定だ。
大和証券グループはこれまで「資産管理型ビジネスモデルへの移行」と「事業ポートフォリオの拡充」を進展させてきた。今年度からスタートした中期経営計画「“Passion for the Best”2026」では、「お客様の資産価値最大化」を掲げ、全てのグループビジネスにおいて的確な市場環境分析と深度ある顧客理解に基づいた質の高いコンサルティングやソリューションを提供し、中長期的なお客様の資産価値向上を目指す。
Skyはクラウド開発だけでなく、IoT・エッジまで幅広いシステム開発を手掛け、特に画像解析を中核とするAI開発に実績を有している。また、2万以上のユーザーが利用するセキュリティソフトウェアSKYSEA Client Viewをはじめ、各種パッケージソフトウェアを幅広い顧客に提供している。