富士通とSAP Fioneer、保険業界のDX推進へ向けたパートナーシップを締結
ポイント
富士通とSAP Fioneerは、保険業界のデジタルトランスフォーメーションを支援するためのパートナーシップ契約を締結した。富士通は、保険の基幹業務をパッケージ化したクラウドベースプラットフォーム「Cloud for Insurance」の日本向け商品を開発し、金融機関のDXを推進する。富士通は2026年3月までにサービスの提供開始を予定している。 富士通とSAP Fioneerは、保険業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援することを目的としたパートナーシップ契約を締結した。富士通は保険の基幹業務をパッケージ化したクラウドベースプラットフォーム「Cloud for Insurance」の日本向け商品を開発する。また、SAP Fioneerとの商品企画・開発・マーケティングにおける連携を行い、金融機関のDXを推進する施策を展開する。
富士通は「Cloud for Insurance」日本市場版を活用すれば、商品管理、見積もり、契約管理などの業務システムを迅速に標準化し、IT人材の確保や品質向上を実現しながら、新規商品開発や販路開拓など付加価値が高い領域への資源集中が可能となるとしている。
また、本商品を保険業界のデファクトスタンダードとして展開することで、商品、チャネル、プロセスの変革やガバナンス強化を推進することを目指す。
富士通は今後、実証実験を行い、「Cloud for Insurance」日本市場版の有用性を検証するとともに、2026年3月までにサービスの提供開始を予定している。