第一生命、エクサウィザーズのAI開発環境「exaBase Studio」プライベートクラウド版を採用
エクサウィザーズが、AIサービス開発環境「exaBase Studio」のプライベートクラウド版を第一生命保険に提供すると発表した。第一生命は2024年10月からプライベートクラウド版のAI活用プラットフォームの開発に取り組み、重要な社内データを管理しながらAIの活用を推進する計画だ。2025年1月から本格稼働を目指すという。
エクサウィザーズは、exaBase Studioのプライベートクラウド版をアマゾン ウェブ サービスのAWSクラウド環境で提供し、将来的には他の主要なプラットフォームにも拡大する予定だ。
exaBase Studioは、2023年11月から本格的な提供が開始され、金融・保険、通信、インフラ、公共など様々な企業や団体で採用されている。第一生命はexaBase Studioで構築したAI活用のためのプラットフォームをプライベートクラウドの環境に移行し、パブリッククラウドの環境で扱うことが難しい重要な社内データを活用するためのセキュアな環境を実現した。このプライベートクラウドのAI活用プラットフォームを使い、生成AIを含む各種AIアプリケーションの内製開発・提供を進める予定だ。
exaBase Studioのプライベートクラウド版は、エクサウィザーズが顧客の社内システムやネットワークの環境に合わせてカスタマイズして提供する。AWS環境での提供開始後、今後対応するクラウドプラットフォームを拡大する方針だ。プライベートクラウド版は、自社のセキュリティポリシーに合致させて運用できること、社内ネットワーク内のシステムとセキュアな状態で接続し連携が可能なこと、社内の各部門で管理している重要なデータをフルに活用した生成AIやAIのサービスを構築できることなどがメリットとして挙げられる。