IWI、決済ネットワーク認証システム「NET+1」のクラウド対応開発開始
ポイント
インテリジェント ウェイブ(IWI)は、決済ネットワーク接続・認証システム「NET+1」のクラウド対応の開発を開始した。今回、アマゾン ウェブ サービス(AWS)へ対応し、2025年4月頃に提供開始を予定している。また、AWS以外のクラウドへの対応や、「NET+1」の機能追加なども引き続き検討し、金融機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献していくとしている。 インテリジェント ウェイブ(IWI)は、決済ネットワーク接続・認証システム「NET+1(ネットプラスワン)」のクラウド対応の開発を本格的に始めた。アマゾン ウェブ サービス(AWS)への対応を実施し、2025年4月頃に提供開始の予定だ。
IWIはオンライン決済における重要な役割を担うFEP(Front End Processor)領域で、「NET+1」を30年以上にわたって提供している。現在、「NET+1」は国内大手カード会社でトップシェアを獲得。FEPは24時間365日無停止で稼働し、高速処理が求められるため、「NET+1」は高可用性と耐障害性を兼ね備えた高性能なハードウェア上で構築するオンプレミス方式で提供してきた。
しかし、キャッシュレス決済の増大に伴い、金融企業ではシステムのモダナイズ、オープン化、クラウド化の検討や推進が急務となっている。これを背景に、IWIは「NET+1」をクラウドでも利用できるよう対応の開発を開始した。
2025年4月頃に、「NET+1」のAWS対応の開発を完了し、システムのモダナイズ、オープン化、クラウド化を推進する金融機関へ提供する予定だ。また、AWS以外のクラウドへの対応や、「NET+1」の機能追加なども引き続き検討し、金融機関のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献する予定だ。
「NET+1」は、カード決済に必要なネットワーク接続やカード利用認証を行うソフトウェア製品で、国内および海外のカードネットワーク接続を行う。さらに、ATM接続など銀行の対外系接続システムにも対応し、24時間365日無停止のオンライン決済を実現している。