Airペイ、中小事業者向けに決済手数料を2.48％に引き下げ

リクルートが運営する、お店の決済サービス『Airペイ』が、中小事業者を対象に、クレジットカードの決済手数料を現行の3.24％から2.48％に引き下げるプログラムを2024年12月2日から開始する。対象はVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discoverの6ブランドだ。『Airペイ』の導入・利用に際して、月額固定費はかからない。

『Airペイ』は、事業者がカード会社に支払う手数料の負担を軽減する取り組みとして、この新プログラムを開始する。ただし、本手数料の適用は、プログラムエントリー制で条件がある。詳細は、エントリー開始時期になったら、各種ホームページなどで案内する。またプログラムは期間限定となる可能性がある。

インバウンド客の増加や、2024年7月3日の新紙幣発行などに伴いキャッシュレス対応を検討する中小事業者は増加傾向にある。しかし、カード会社に支払う手数料がハードルとなりキャッシュレス対応に踏み切れない実情もある。『Airペイ』はそういった課題を解決することが、キャッシュレス化促進の一助となり、ひいては事業者の「思い描く事業運営や自分らしいお店づくり」の支援につながるとしている。

クレジットカードの決済手数料をめぐっては、公正取引委員会が日本の決済手数料の追加調査を実施すると報道されたばかり。日本の手数料率は米欧に比べて割高と指摘されており、今回のAirペイの決済手数料の引き下げを契機に、他の事業者での決済手数料引き下げにも繋がりそうだ。