
日本電子計算とエックスネット、証券と投信計理の新たな直結ソリューション提供開始
ポイント
日本電子計算とエックスネットは、証券端末システム「OmegaFSシリーズ」と投信計理業務用システム「IMバック」のデータ連携機能の提供開始を発表した。両社のサービスを直接電子的に接続することで、投信委託会社の直販業務やデータ管理の効率向上を目指す。 日本電子計算とエックスネットは2025年4月21日、証券系統合サービス「OmegaFSシリーズ」と投信計理業務用サービス「IMバック」の直接電子連携機能の提供開始を発表した。これにより、投信委託会社はOmegaFSシリーズが提供する直販・窓販取引システムと、IMバックの計理業務システム間で各種データの連携を自動化が実現される。
OmegaFSシリーズは、日本電子計算が展開する証券業務向けの総合サービス。直販・窓販管理、証券基幹業務システム(OmegaFS/ES)、インターネットや携帯端末向けの証券取引システム(OmegaFS/NET2)など、幅広いラインアップを持つ。これまで金融機関や証券会社を中心に、多様な証券業務の基盤として活用されてきた。
一方、IMバックはエックスネットが手がける証券管理システム「XNETサービス」の一部として提供されている投信計理業務用のサービス。基準価額算出業務のみならず、運用報告書ディスクローズ関連業務など、投信計理業務全般をサポートする機能を備えている。
今回の直結機能の提供によって、投信直販を手がける委託会社は、よりリーズナブルに、柔軟な直販プラットフォームの選択肢を持つことが可能になる。利用企業はOmegaFSシリーズ側の直販・窓販取引システムと、IMバックで管理される口座設定データや解約データ、基準価額データ、分配金データ等をシームレスに連携できる。これにより、業務の煩雑さや手作業による転記リスクを軽減し、投信直販関連事務の業務効率化が期待されるという。
両社では今後、本連携ソリューションの普及を通して、投信委託会社の業務効率化のみならず、資産運用業界全体のデジタル化やコスト削減にも積極的に貢献していく方針だ。
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