
NTTデータ、JA向け次世代ポイントサービスを提供開始
NTTデータは2025年4月より、全国の農業協同組合(JA)向けに、次世代ポイントサービスの提供を開始する。このサービスは、組合員と地域住民に向けたロイヤルティプログラムとアプリ機能を兼ね備え、JAのファン作りおよび経営基盤の強化を目指したものだ。
この新サービスでは、会員がポイントを集めることでランク特典を得られる仕組みが採用されている。特に、ポイントカードがアプリとして提供されるため、非対面でのイベント告知やポイント残高の確認、カタログとの交換が可能になる。これにより、JAは日常的に地域住民がサービスを利用する場として重宝されることを狙う。
NTTデータはこれまで、JAのシステム開発に長らく関わってきた実績を持つ。今回のサービスは、その経験と「CAFIS Explorer」というロイヤルティプログラムの基盤を活用して開発された。同社は特に長野県のJAと協力し、地域特性に即したポイントサービスを実現。これにより、JAのアクティブ・メンバーシップの強化と、経営基盤の改善に貢献する。
新たに提供されるポイントサービスは、JAの利用拡大に直結するよう設計されている。店舗でのポイント付与のほか、オンラインショップや様々なJA事業での利用がポイント獲得に繋がる仕組みだ。さらに、利用頻度に応じた会員ランク制度を導入することで、顧客の忠誠心を高め、JAのファン層拡大を目指す。
ユーザーに新たな体験を提供するアプリは、QRコードの読み取り機能やデジタルクーポン、デジタルお買い物券を活用したサービスを拡張する。これにより、利用者の利便性を向上させ、JAへの親近感を高めることを意図している。
NTTデータは引き続き、JAのニーズに応じたサービス改善と拡張を図り、地域の共同体としてのJAの価値を高めることに努める方針だ。
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