
家計管理アプリ「B/43」が「ワンバンク」にリニューアル
株式会社スマートバンクは3月24日、家計管理アプリ「B/43」を「ワンバンク」に名称変更し、新たにAIアシスタント機能を導入したと発表した。このリニューアルにより、ユーザーの家計改善をサポートするサービスへと進化したとしている。
「ワンバンク」は、チャージ式のVisaプリペイドカードと家計簿アプリを組み合わせた家計管理サービスである。毎月の予算をプリペイドカードにチャージし、支払いを行うことで、アプリに支出明細がリアルタイムで反映される仕組みだ。これにより、簡単に支出管理が可能となる。また、クレジットカードや銀行口座との連携、手入力、AIレシート読み取り機能も搭載しており、多様な支出を一元管理できる。
今回のリニューアルでは、AIアシスタント「ワンバン」が新たに登場した。「ワンバン」は、ユーザーの価値観や行動に合わせて、家計管理をサポートするキャラクターである。具体的な機能として、ゲーム感覚で支出を分類し、AIがユーザーのお金の価値観を学習する「AI支出チェッカー」や、店舗での支払いカテゴリを学習し自動反映する「カテゴリ学習機能」、生成AIを活用した高精度な「AIレシート読み取り機能」などがある。これらの機能により、ユーザーは手軽で楽しい家計管理が可能となる。
リニューアルの背景には、物価上昇などによる節約志向の高まりがある。同社の調査によれば、日本全国で年間約5.8兆円の無駄遣いが発生しており、一世帯あたり年間平均約10万4,292円の無駄な支出があるという。また、家計簿アプリを使い始めても続かない理由として、「支出記録の面倒さ」や「記録しても節約や貯金につながらなかった」ことが挙げられている。これらの課題を解決するため、AIアシスタントを導入し、家計の見える化から改善、さらには貯蓄や資産運用までを包括的にサポートする金融プラットフォームを目指している。
同社の代表取締役である堀井翔太氏は、「これまでB/43を運営していく中で、様々なお金に関するサービスを一つにまとめることで価値を提供してきた。今後は、家計の見える化に留まらず、AIアシスタントによる家計の改善や、家計の自動化による資産形成まで、ワンバンク1つで実現できる世界を目指していく」とコメントしている。
同社は今後も、貯蓄や資産運用までをワンストップで支援する金融プラットフォームへと進化し、お金で悩まない世界を目指していくとしている。
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