
セブン銀行の新サービス「FACE CASH」、顔認証で安全な取引を実現
ポイント
セブン銀行は2025年2月6日、顔認証技術を活用した新たなATMサービス「FACE CASH」を発表した。このサービスにより、キャッシュカードやスマートフォンを持たずともATMでの現金入出金が可能となる。 セブン銀行は2025年2月6日、顔認証技術を使用した新たなATMサービス「FACE CASH」を正式にリリースした。このサービスは、同社の第4世代ATMを活用し、顔認証とパスコードや暗証番号の入力を組み合わせて現金の入出金を可能にするものである。
「FACE CASH」は、事前に顔情報を登録することでキャッシュカードやスマートフォンを必要とせずにATM取引を行える。これにより、キャッシュカードの紛失や偽造、盗難によるリスクを低め、新しい次元の金融体験を提供することを目的としている。セブン銀行はこれを通じて、利便性と安心・安全を同時に実現することを目指している。
この顔認証技術は、NECの「Bio-IDiom」に基づいており、高い認証精度を誇る。米国国立標準技術研究所(NIST)の評価でも、世界的に優れた技術として認められている。また、セブン銀行は24時間365日の有人監視センターでATMを監視し、さまざまな不正行為への対策を講じている。
サービスの導入により、セブン銀行のみならず静岡銀行の顧客もこの新技術の恩恵を受けることが可能となった。今後は、他の金融機関にもこのサービスを広げ、さらなる利便性を追求していく方針だ。
添付画像一覧



×