
神奈川県寒川町でデジタル地域通貨「さむかわPay」開始
ポイント
神奈川県寒川町でデジタル地域通貨「さむかわPay」が2025年2月3日に始動した。町内事業者の活性化や町民の行動変容を促進し、地域経済の活性化を図る新しい試みがスタートする。 アイリッジの連結子会社フィノバレーは、デジタル地域通貨「さむかわPay」が2025年2月3日に運用開始されると発表した。「さむかわPay」は、寒川町商工会が運営する町内加盟店で利用可能な電子通貨で、地域経済の活性化や町民の行動変容を目指した取り組みだ。
「さむかわPay」の特徴は、デジタルに不慣れな人でも簡単に使用できる点にある。セブン銀行ATMをはじめとしたチャージ機能を通じて円通貨を「さむかわPay」に変換し、町内の加盟店で支払いに利用できる。「寒川イチお得な電子通貨」を掲げており、店舗情報の容易な取得やデジタルでのつながりを強化することで、より多くの住民に利用してもらえるようデザインされている。
「さむかわPay」のプラットフォームには、フィノバレーが提供する「MoneyEasy」が用いられている。このシステムは、短期間でデジタル地域通貨サービスを開始できるという特徴を持ち、二次元コードの読取方式を採用することで、店舗側にほとんど負担をかけずに導入可能だという。
令和7年度からは「さむかわPay」の機能をさらに拡充する計画もある。現在紙で提供されている商品券の給付などを「さむかわPay」内の行政ポイントに置き換え、DX化を推進し、地域の様々な活動を効率的にサポートする仕組み作りが進められている。
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