デジタル地域通貨「まにこいん」、スーパーアプリ「まにあぷり」を発表
ポイント
アイリッジは、岡山県真庭市のデジタル地域通貨「まにこいん」に新機能「まにあぷり」を追加したと発表した。市民証や地域情報、生活支援機能を一つに集約し、住民福祉の向上を目指す。この「まにあぷり」は市民以外も利用可能で、地域コミュニティの活性化が期待されている。 アイリッジ傘下のフィノバレーは、岡山県真庭市のデジタル地域通貨「まにこいん」に新機能「まにあぷり」を導入したと発表した。2025年1月27日から提供が開始されるこの「まにあぷり」は、デジタル市民証の発行や地域メディア情報の配信、各種生活支援ミニアプリを備え、真庭での生活をより便利で豊かにすることを目指している。
「まにあぷり」では、真庭市内の生活や観光情報を手軽に取得でき、市民はデジタル市民証を介してマイナンバーカードを用いて特典を受けられる。また、観光情報の提供をはじめ、施設予約や防災情報など実用的なミニアプリが用意され、地域住民と訪問者に多機能なサービスを提供する。
このデジタル環境の整備は、少子高齢化などの社会変化を背景に、市民福祉の向上や地域運営の効率化を目指す取り組みの一環だ。真庭市と関連団体が連携し、マイナンバー連携を通じて新しい市民ネットワークの構築を目指す。地域通貨「まにこいん」がこのアプリを通じて、より幅広い連携と利用が可能になり、「自助」「共助」「参画」「協働」の推進が図られるという。
さらに「まにあぷり」は、市民だけでなく地域外の関係人口も利用可能で、真庭市の地域コミュニティと経済の活性化が期待されている。「まにこいん」は従来、地域内の加盟店で使えるデジタル通貨として地域経済循環の強化に寄与してきたが、今回のアップデートでその役割がさらに拡大すると見込まれるという。
リリースを記念して、マイナンバーカードを用いた本人確認で最大5,000ポイントが付与されるキャンペーンも実施予定。デジタル化によって行政、商工、金融、福祉、観光など広範な分野での連携を進め、地域全体の持続可能な発展を目指す計画だ。
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