JR西日本、新決済サービス「Wesmo!」で地域経済の活性化を図る
ポイント
JR西日本が第二種資金移動業者に登録され、新決済サービス「Wesmo!」の加盟店募集を開始する。地域経済活性化や日常生活の効率化を目指し、企業・個人双方に利便性を提供する。 JR西日本は2025年1月16日、資金決済に関する法律に基づく第二種資金移動業者として登録された。国内鉄道事業者としては初の事例となる。これに伴い、新たな決済サービス「Wesmo!」を2025年度第1四半期に開始する予定で、現在加盟店を募集している。このサービスは地域経済の活性化を目指し、経済と人々の「動き」に価値を見出すコンセプトで開発された。
Wesmo!は、初期費用を抑えた手数料体系により、売上金を翌日に受け取れるという利点がある。また、無料で利用できる送金機能を有しており、特にキャッシュレス決済に抵抗を感じる中小店舗に導入しやすい設計となっているという。さらに、導入店舗は900万人以上のWESTER会員の集客効果を活用でき、ポイント機能により売上の増加が期待されるとしている。
個人利用者にとっては、銀行口座からのチャージや会員間送金が可能で、J-WESTカードやICOCAとの連携により利便性が増す。また、セブン銀行ATMでの現金チャージや出金が可能であり、日常的にポイントをためやすい環境も整備されている。
サービスの導入には、スマートフォンをタッチするだけでアプリが起動し、即座に決済が行える「BLUEタグ」という新技術が用いられている。これにより、レジ前の混雑を緩和しスムーズな取引が可能となる。売上金を最短翌日に受け取れる点や、無料の企業間送金機能も資金の流れの円滑化に寄与するとしている。
加盟店向けには、期間限定で鉄道利用が50%割引となる優待割引券のプレゼントキャンペーンも予定されている。Wesmo!は地域密着型の経済循環モデルとして、店舗と利用者の双方に利益をもたらすことを目標としている。
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